CME GroupとFanDuelが来月、米国で予測市場プラットフォームを立ち上げへ
CME GroupとFanDuelは、来月アメリカで新しい予測市場プラットフォームを独立したアプリを通じて共同で立ち上げると発表しました。このアプリでは、スポーツ、暗号資産価格、その他のベンチマーク資産に関するイベント契約が提供される予定です。現在、予測市場分野はKalshiとPolymarketが支配しており、両社とも主要なパートナーシップを通じて拡大を続けています。
CME GroupとFanDuelは本日、米国において新たな独立型アプリ「FanDuel Predicts」を通じて、12月に予測市場プラットフォームを立ち上げることを発表しました。
プレスリリースによると、今後登場する予測市場プラットフォームは、オンラインスポーツベッティングが違法である州に住むユーザーも利用可能なスポーツイベント契約を提供する予定です。スポーツ以外にも、新プラットフォームでは暗号資産、石油、ガス、株式、その他のベンチマーク資産の価格に関するイベント契約も取り扱うとしています。
「ベンチマーク、経済指標、そして今回スポーツに関する新たなイベント契約は、これまでこれらの市場に参加していなかった新世代の潜在的参加者にアピールするでしょう」とCME Group会長兼CEOのTerry Duffyは述べています。「このローンチにより、私たちの配信とリーチは劇的に拡大し、FanDuelの数百万人の米国登録ユーザーと直接つながることができます。」
大手デリバティブ取引所と米国のオンラインファンタジースポーツプラットフォームの協業は、予測市場が情報と金融の交差点で急速に正当な新セクターとして台頭している中で行われています。
現在、予測市場業界はKalshiとPolymarketという2つのプレイヤーが支配しています。Kalshiは米国で規制された地位を活かして取引量で市場をリードしていますが、Polymarketも米国での再ローンチが報じられており、Kalshiの地位に挑戦する可能性があります。
この2大プレイヤーは、金融、スポーツ、その他の業界の主要プレイヤーを加えることで存在感を拡大し続けています。RobinhoodはKalshiを選び、プラットフォーム上でスポーツや政策に関するイベント契約を提供しています。一方、Polymarketは最近Yahoo Financeと独占提携しました。GoogleとNational Hockey Leagueは、KalshiとPolymarketの両方と提携することを選びました。
CMEとFanDuelに加え、Winklevoss兄弟が率いるGemini取引所もKalshi-Polymarketの支配に挑戦しようと急いでいます。この暗号資産取引所は、指定契約市場を運営するための規制書類をすでに提出しており、Bloombergの最近の報道によれば、「できるだけ早く」予測市場契約を開始する計画です。
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