Date: Sat, Sept 13, 2025 | 04:50 PM GMT
米国連邦準備制度理事会（FRB）の利下げが期待される中、暗号資産市場は引き続き強さを見せており、Ethereum（ETH）は週間で8%上昇し、4,650ドル付近で取引されています。この勢いに乗り、いくつかの主要なアルトコインが強気のシグナルを示しており、その中の一つがMonero（XMR）です。
XMRは過去1週間で7%の上昇を記録し、さらに重要なのは、そのチャートが今、さらなる上昇モメンタムの舞台となり得るハーモニックパターンを示していることです。
Source: Coinmarketcap ハーモニックパターンが上昇の可能性を示唆
日足チャートでは、Moneroが教科書通りのBullish Batハーモニックパターンを形成しています。この構造は、X点（約184.98ドル）から始まり、A点まで力強く上昇。その後、B点まで価格が戻り、C点まで再び上昇し、最終的にD点（約232ドル付近）まで下落しました。
このパターンが完成した後、Moneroは反発を開始し、現在は約286.83ドルで取引されています。特に、トークンは200日移動平均線（279.28ドル）を再び上回っており、市場センチメントの改善を示しています。
Monero (XMR) Daily Chart/Coinsprobe (Source: Tradingview) 同時に、価格は100日移動平均線（298.79ドル）に近づいており、これは短期的なレジスタンスであり、強気シナリオの重要な確認レベルとなっています。
XMRの今後は？
Moneroが100日移動平均線を明確に上抜け、しっかりとした買いボリュームを伴えば、Bullish Batパターンはさらなる上昇の可能性を示唆します。このパターンの予測ターゲットは、CDレッグの0.618フィボナッチエクステンションである331ドルから、1.0エクステンションにあたる422ドルまで広がるPotential Reversal Zone（PRZ）内にあります。歴史的に、このゾーンはBatパターンが完了し、市場が反転や調整期間を検討する場所となっています。
一方で、Moneroが200日移動平均線を維持できなければ、強気のセットアップは弱まり、新たなトレンドが生まれる前に再び横ばいの調整局面に入る可能性が高いです。
