CFTCが上場スポット仮想通貨取引に関するイニシアチブを発表
CFTCが上場スポット仮想通貨取引に関するイニシアチブを発表
CFTC (米国商品先物取引委員会)のキャロライン・ファム(Caroline Pham)暫定委員長は、同委員会がドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の暗号資産政策に賛同していると 発表 した。
CFTCは、規制対象の取引所を通じた仮想通貨契約の取引を可能にするイニシアチブを開始。これは、大統領デジタル資産市場作業部会 報告書 における勧告の実施に向けた、CFTCのCrypto Sprint(クリプト・スプリント)における最初の取り組みとなる。
ファム暫定委員長によると、このイニシアチブは、米国におけるデジタル資産の主流化を促進することを目的としており、仮想通貨に焦点を当てた初の取り組みだ。CFTCは、2025年8月18日(月曜日)までに書面による意見提出を通じて一般からの参加を要請した。
さらに、トランプ大統領は、議会の指針に基づいてすべての関係機関に対し、明確な仮想通貨規制を実施するよう指示しており、ファム暫定委員長は、CFTCのイニシアチブは、最近発表された大統領デジタル資産市場作業部会の報告書の実施に役立つと述べたうえで、次のように語っている。
商品取引法は現在、レバレッジ、マージン、ファイナンスを伴う商品の小売取引はDCM(指定契約市場)で行うことを義務付けています。本日から、既存の権限を用いてDCMにスポット仮想通貨契約を上場する方法について、規制上の明確化に向けて、すべての関係者の皆様にご協力をお願いすることになります。これは、私が2022年から提案してきた通りです。
CFTCの仮想通貨イニシアチブはどのような影響を与えるのか
CFTCは、規制対象取引所におけるスポット仮想通貨契約の取引を可能にするイニシアチブの実施にあたり、一般からの積極的な参加を促しており、CFTCは、今月18日までに一般からの書面による意見提出を期待している。
CFTCが法的に定められたチャネルを通じて一般からの提言を実施できれば、仮想通貨の需要は飛躍的に増加すると考えられる。さらに、投資家はCFTC登録取引所を通じて仮想通貨にシームレスにアクセスできるようになると期待されている。
なお、 SEC (米国証券取引委員会)も7月31日に「プロジェクト・クリプト」を開始しており、証券規則の現代化と米国金融市場のオンチェーン移行を推進している。
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