メタプラネット、ビットコイン追加購入｜世界7位の保有企業に

東証上場企業のメタプラネットは28日、780ビットコイン BTC -0.61% を追加購入したと 発表した。

これにより、同社のビットコイン総保有量は17,132BTCとなり、取得総額は約9,250万ドル（約136億9,000万円）にのぼる。

積極的なビットコイン蓄積戦略を強化

メタプラネットは2024年4月より、主要な企業 ビットコイン 保有者となることを目指し、暗号資産（仮想通貨）ビットコインの蓄積を開始した。

今回の追加購入により、同社のビットコイン保有量は現在の市場価格で約20億ドル（約2,960億円）に相当する価値となった。

ビットコイン1単位あたりの平均取得価格は約10万1,030ドル（約1,495万円）と、現在の市場価格を下回っている。

この大規模な保有により、メタプラネットは 仮想通貨 を保有する上場企業の中で世界第7位に位置づけられる。

ビットコイン収益成長とアジアでのリーダーシップ

メタプラネットは、ビットコインへの積極的な取り組みが収益にも貢献している。2025年第2四半期には、ビットコイン関連事業で約11億円の収益を報告し、これは前年同期比で42.4%の増加となった。

株価は月間で16.3%下落したものの、年初来では258.3%の上昇を維持しており、同社の戦略に対する市場の信頼がうかがえる。

同社はアジア最大のビットコイン保有企業として、日本の分散型金融システムの導入を推進する上で重要な役割を担っている。

メタプラネットは2025年末までに1万BTC、2026年末までに2万1,000BTCを蓄積する目標を設定しているが、現在の購入ペースを考慮するとこれらの目標を上回る可能性も出てきている。