ティム・ドレイパー：マクロ要因がビットコイン半減期サイクルの影響を弱める

米ドル（USD）の下落を含むマクロ経済要因は、2009年以来ビットコイン市場の好況と不況の周期的な変動を引き起こしてきたビットコイン半減期サイクルの影響を弱めるだろう。ベンチャーキャピタル（VC）企業ドレイパー・アソシエイツの創業者兼パートナーであるティム・ドレイパー氏はインタビューで指摘した。

「今後10年から20年でドルは消滅するだろう」とドレイパー氏はインタビューで述べた。「世界は変化しており、我々はそれを目の当たりにしている。人類文明にとって大きな飛躍の真っ只中にいるのだ」と付け加えた。

ティム・ドレイパー氏は、投資家がビットコインを、ガバナンスの不備、銀行機関への不信感、法定通貨のインフレ、そして地政学的緊張といった問題に対処するための「安全弁」と捉える傾向が強まっていると指摘し、こうした状況が供給量が限られているデジタル通貨であるビットコインの世界的な普及を促していると付け加えた。同ベンチャーキャピタルは次のように付け加えた。

「ビットコインが現状の水準で対ドルで取引され続けるなら、このトレンドはより長期間続く可能性が高いため、半減期イベントの影響は軽減される可能性があります。4年サイクルの影響は依然として多少は受けるでしょうが、その影響は軽減されると考えています。」