強気トレンドは継続できるか？ 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP・ソラナ
ビットコイン価格予測
弱気派は、ビットコイン（BTC）の価格をブレイクアウト水準である10万9588ドル以下に抑え込もうとしており、これによって強気派が不利な状況に追い込まれる可能性がある。この展開が続けば、価格は20日間指数平滑移動平均線（EMA）である10万3652ドルまで下落するおそれがある。
20日間EMAからの力強い反発が見られれば、センチメントは依然として強気であり、トレーダーが押し目買いを狙っていることを示す。そうなれば、強気派は上昇トレンドの再開を試み、BTC価格を11万1980ドル以上に押し上げようとするだろう。この水準を突破すれば、BTC/USDTは13万ドルの目標水準に向けて一気に駆け上がる可能性がある。
一方、弱気の最初のサインとなるのは20日間EMAを下抜けた場合であり、この場合は心理的に重要な10万ドルへの下落が視野に入る。強気派はこの水準を強力に防衛すると見られるが、もし割り込めば、ペアは50日単純移動平均（SMA）である9万4001ドルまで沈む可能性がある。
イーサ価格予測
イーサ（ETH）は2738ドルのレジスタンスで反落しており、弱気派がこの水準を強く抵抗していることを示している。
ETH/USDTは20日間EMA（2388ドル）まで下落する可能性があり、ここが重要なサポートとして意識される。価格が20日間EMAで力強く反発すれば、強気派は再び2738ドルの壁を突破しようとするだろう。この水準をクリアすれば、3000ドルへの上昇が視野に入り、途中の2850ドルの抵抗も突破できる可能性が高い。
ただし、この強気シナリオは、ETH価格が下落を続けて20日間EMAを割り込んだ場合には無効となる。この場合、ペアは2323ドル、さらには2111ドルまで急落する可能性がある。
XRP価格予測
XRP（XRP）は2.65ドルと2ドルのレンジ内で推移しており、供給と需要の均衡状態が続いている。
20日間EMA（2.35ドル）は横ばいで、相対力指数（RSI）も中立圏に位置しており、XRP/USDTは数日間このレンジ内での動きを続ける可能性がある。
2.65ドルを上抜けて終値をつければ、強気の逆三尊パターンが完成し、目標水準は3.70ドルとなる。一方で、2ドルを下抜ければ、弱気派が優勢となったことを示し、1.60ドル、さらに1.27ドルへの下落が現実味を帯びる。
ソラナ価格予測
ソラナ（SOL）は5月23日に180ドルのレジスタンスを上抜けたが、185ドルで弱気派が強い抵抗を示している。
20日間EMA（167ドル）の上昇と、RSIがプラス圏にあることは、強気派が優勢であることを示している。価格が185ドル以上で維持されれば、SOL/USDTは210ドル、さらには220ドルまで上昇する可能性がある。
反対に、SOL価格が下落し20日間EMAを割り込んだ場合、強気派の撤退を意味し、50日間単純移動平均線（147ドル）までの調整が懸念される。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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