スタンダードチャータード、ルクセンブルクの新ライセンスでEUに暗号資産保管サービスを提供

スタンダードチャータードは、ルクセンブルクで新しい事業体を通じて暗号資産の保管サービスを提供するためのライセンスを取得しました。これは、同銀行がヨーロッパでの暗号関連ビジネスの存在感を拡大し続けていることを示しています。

木曜日に発表された声明で、同銀行はルクセンブルクに新しい事業体を開設し、「EUの規制上のエントリーポイント」として暗号資産の保管サービスをEUの顧客に提供することを明らかにしました。これは、暗号資産市場（MiCA）規制に沿ったものです。MiCAは12月30日に完全に施行されました。

スタンダードチャータードは、ルクセンブルクの業務の新しいCEOにローラン・マロキーニを任命しました。マロキーニは以前、ソシエテ・ジェネラルでイノベーション部門の責任者を務めていました。

「私たちは、EU地域にデジタル資産の保管サービスを提供できることに非常に興奮しています。これにより、伝統的な金融の風景を変える製品でお客様をサポートし、適切に規制された事業体としてのセキュリティレベルを提供することができます」と、スタンダードチャータードのグローバル・ヘッド・オブ・ファイナンシング・アンド・セキュリティーズ・サービスであるマーガレット・ハーウッド・ジョーンズは述べています。

ルクセンブルクのライセンスは、同銀行が9月にUAEで暗号資産の保管サービスを開始したことに続くものです。