Linea、ブロック検証のためのプルーフ・オブ・ステークモデルを含む分散化ロードマップを提案

開発会社Consensysが支援するLayer 2 ZK RollupであるLineaは、プロトコル設計の一環として、分散化に必要なステップを詳述した提案を先週発表しました。

LineaのソフトウェアアーキテクトであるFlorian Hucによる提案「Lineaの分散化に向けて」には、zkEVMを許可不要のシステムに移行し、既存のブロック検証、ブロック提案、最終化プロセスを変更して分散型ガバナンスを確立するための高レベルのフレームワークが含まれています。

この目的は、Layer 2とLayer 1レベルでブロックが最終性を達成できるようにすることです。この設定では、LineaのシーケンサーがLayer 2の最終性を確認し、Layer 1の最終性はL2ブロックからのデータと証明がEthereumに投稿されるときに確保されると提案は詳述しています。

Lineaの貢献者は、ネットワークの現在のLayer 2最終性システムをブロック検証のためのプルーフ・オブ・ステークモデルに置き換えることも提案しています。これには、バリデーターがトークンをステークし、QBFTコンセンサスアルゴリズムに参加することが必要です。提案では、不正行為を行ったバリデーターは、ステークの一部を焼却することを含めて削減されると述べています。

また、ブロック提案者を選択するためのオンチェーンオークションシステムが導入され、どのノードも役割を入札できるようになります。最高入札者がブロックを提案する権利を獲得し、入札額はトークン供給を減らすために焼却されます。

リカバリーモードは、バリデーターセットが6か月間非アクティブになった場合でもシステムが機能し続けることを保証します。その場合、どのノードもブロックの最終化を開始できます。

この提案は、ネットワークの分散化を計画していたプロジェクトの以前の発表に続くもので、ネットワーク上の分散型取引所Velocoreでのセキュリティ侵害を受けて意図的にブロック生成を一時停止した後に行われました。