ビットコインのドミナンスが過去1週間で低下　トレーダーはアルトコインシーズン到来を予測

ビットコインの最近の回復を受け、アルトコインも強さを示している。アナリストたちは、市場がアルトコインシーズンの瀬戸際にある可能性があると指摘している。

「過去数日は多くのアルトコインにとって非常に強気な状況だった」と、クリプトキャピタルの共同創設者であるパラボリックパンプ氏は9月23日に Xで投稿した 。

トレーダーの360トレーダー氏は、BTCとETHを除いた仮想通貨時価総額であるTOTAL3が下降チャネルの上限を再テストしたことを指摘した。この下降チャネルは2024年3月以来価格を抑え込んできたが、この抵抗を決定的に上回れば、「弱気市場に終止符を打つ」ことになるだろうと述べた。

Source: 360Trader

パラボリックパンプ氏によると、アルトコイン価格が上昇する中、ビットコインのドミナンスは上昇ウェッジからの下降ブレイクの瀬戸際にある。「時間の問題だ」とパラボリックパンプ氏は指摘し、「仮想通貨のすべての強気相場には、ビットコインのドミナンスが大幅に下落するフェーズがあった」と付け加えた。

トレーディングビューのデータ によれば、9月23日時点でビットコインのドミナンスは57.39%であり、過去1週間で1.09%減少している。

トレーダーらは、ビットコインのドミナンスがピークに達している兆候を探し、それを投資家がBTCを売却し、アルトコインに資本を回転させるシグナルとして利用することが多い。

アナリストのネブラスカングーナー氏によると、ビットコインのドミナンスが最近58.61%に上昇したことは、この指標のピークを示している可能性があるという。

Altcoin market capitalization. Source: Moustache

一方、アナリストのムスタッシュ氏は、BTCを除いたアルトコインの時価総額であるTOTAL2が過去6か月間にわたって続いていた下降拡大ウェッジからのブレイクアウトの過程にあることを 指摘した 。

ムスタッシュ氏は、RSIが下降トレンドからブレイクアウトし、移動平均収束拡散指標（MACD）の強気クロスが迫っていることが、アルトコインの楽観的な見通しを支えていると説明した。

しかし、まだ祝う時ではない。ブロックチェーンセンターによるアルトコインシーズン指数は、アルトシーズンがまだ到来していないことを示している。この指数によると「過去90日間でトップ50コインの75%がビットコインよりも良いパフォーマンスを見せた場合、それはアルトコインシーズンだ」。

アルトコインシーズンが始まったと結論づけるにはまだ早すぎるかもしれない。以下のチャートは、過去90日間でトップ50アルトコインのうち39%しかビットコインを上回っていないことを示している。

Altcoin season index. Source: Blockchain Center

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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