コインベース、イーサリアムレイヤー2「Zksync（ZK）」を上場候補に追加

米国の主要仮想通貨取引所コインベースが、新たなイーサリアム（ETH）のレイヤー2スケーリングプロトコルの上場候補リストへの追加を発表した。

Zksyncの上場候補入り

コインベースは金曜日、Zksync（ZK）をその上場ロードマップに追加した。

これにより、ZKトークンが米国最大の仮想通貨取引所での取引に向けて一歩前進した。

Zksyncは自らを「数学によって保証される、常に拡張可能な検証可能なブロックチェーンネットワーク」と称している。

ZKロールアップの仕組み

Zksyncプロジェクトは、ZKロールアップと呼ばれる技術を採用している。

これは、イーサリアムのブロックチェーン外でトランザクションを実行し、そのデータをブロックチェーン上に記録する主要な2つのロールアップソリューションの1つだ。

ZKロールアップは、チェーン外で計算を行い、その後妥当性レポートを提出する。

一方、もう一つのタイプであるオプティミスティックロールアップは、トランザクションが自動的に有効であると仮定する。

Zksyncの特徴

Zksyncのホワイトペーパーによると、「Zksync Eraは、イーサリアムのように見え、感じるように設計されているが、より高いスループットと低い手数料を実現している。

イーサリアムと同様に、スマートコントラクトはSolidity/Vyperで書かれ、他のEVM互換チェーンと同じクライアントを使用して呼び出すことができる」とされている。

また、「別の秘密鍵を登録する必要はなく、Zksyncは既存のイーサリアムウォレットをそのままサポートしている」という特徴もある。

ZksyncのネイティブトークンであるZKは6月中旬に立ち上げられ、執筆時点で0.988ドル（約140円）で取引されている。

時価総額で156位のこの仮想通貨資産は、過去24時間で約2%下落している。

コインベースの上場ロードマップ

コインベースは2022年に上場ロードマップを作成した。

これは、透明性を高め、トークン立ち上げ時のフロントランニングを防ぐことを目的としている。

この取り組みにより、投資家や開発者は、新たな仮想通貨プロジェクトの動向をより把握しやすくなっている。

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