アイゲンレイヤーの「EigenDA」、ERC-20トークンのリステークが可能に

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neweconomy-news (JP)2024/08/28 04:06

著者:一本寿和

EigenDAがカスタムクォーラム導入

イーサリアム（Ethereum）ベースのリステーキングプロトコル「アイゲンレイヤー（EigenLayer）」をもとに構築された独自のDA（データ可用性）レイヤー「アイゲンDA（EigenDA）」に、ERC-20規格トークンをリステークできる機能「カスタムクォーラム」が導入された。「アイゲンDA」の公式Xが8月27日発表した。

「カスタムクォーラム」の導入により「アイゲンDA」のユーザーは、これまでリステーク可能だったETHと「アイゲンレイヤー」の独自トークンEIGENに加えて、特定のERC-20規格トークンをリステークできるようになったとのこと。

具体的には、ロールアップを開発・運用するチームが「アイゲンDA」と連携し、特定のERC-20規格トークンを「カスタムクォーラム」に追加することで、オペレーターがそのERC-20規格トークンをリステークできるようになるという。

なお「カスタムクォーラム」のステーカーは、「アイゲンDA」が使用するERC-20規格トークンをステークし、オペレーターに委任できるとのこと。

アイゲンDAとは

「アイゲンDA」は、今年4月にリリースが発表された初めの「アクティブ検証サービス（AVS）」だ。なお「AVS」は「LST」を用いたセキュリティサービスであり、ユーザーはリキッドステーキングサービスを利用することで得られるトークン「LST」を「AVS」にステーキングすることでセキュリティサービスに参加可能になる。

DA（データ可用性）とは、ユーザーがブロックチェーンのデータが正当かどうかを検証するためにブロックのデータを実際に取得し、利用可能にする機能のこと。これにより不正があったトランザクションを誰でも検証し、異議申し立てできるためセキュリティが担保される。

またDAレイヤーはブロックチェーンにデータ可用性を提供するためのモジュールで、L2ネットワークに対し低コストで提供することを目的として開発されているものが一般的だ。

Introducing EigenDA Custom Quorums

What

Teams can now restake their ERC-20 token to secure a custom quorum for their rollup, unlocking stronger security for rollup users and token yield for token holders.

Why

A quorum is an operator set defined by a distinct distribution of… pic.twitter.com/HX5HA3ktoD
— EigenDA (@eigen_da) August 26, 2024

画像：iStocks/justinroque

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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