ビットコインのステーキング実現｜Babylonがメインネット公開

ビットコイン（BTC）のステーキングプロトコルであるBabylon（バビロン）は22日、メインネット（フェーズ1）へ展開され、暗号資産（仮想通貨）の受け入れを 開始した。

入金上限額は1000BTC（約90億円）、1取引あたりの入金可能額は0.05BTCに設定されていた。それにも関わらず、メインネット公開からわずか数時間で上限枠は満了となった。

また、ビットコインの取引手数料は、前日から10倍以上の価格まで急騰した。

Babylonとは？

Babylonとは、BTCをステーキングすることで、同プロトコルと接続されたプルーフ・オブ・ステーク（PoS）システムを採用する分散型システムの強化を行うことが可能だ。

イーサリアム（ETH） を含む多くのブロックチェーンは、投資家が「ステーキング」することで、ネットワークの検証や強化を行うことができる（PoS）。

しかしビットコインは、マイニング（採掘）によってネットワークを検証や強化を行う仕組みを採用している（PoW）。

そのためBTCは長年、実用性における課題を抱えてきた。

同プロトコルへBTCを預け入れることで、あらゆるPoSシステムの検証や強化に参加することが可能となる。

その初期段階のユーザーへはポイントが配布される。そのため初期の入金者は、将来的に 仮想通貨エアドロップ を受け取ることができると期待されている。

ビットコインのステーキングBabylon、22日メインネット公開へ

ビットコイン手数料が高騰

一方、同プロトコルがメインネットを公開したことで、これまで比較的安定していたビットコインの取引手数料が急騰を見せた。

具体的には、前日の0.74ドルから7.68ドルまで上昇した。

これは、同プロトコルが幅広い参加を促すために預入上限を設定したことで、その割り当てを確保しようと競い合ったことが要因と考えられている。

またそれ以外にも、ビットコインのマイナーが保有するBTC残高が2年ぶりの高水準を記録したことで、BTCの売り圧力が高まるのではないかという憶測もある。

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