マイクロストラテジーの第2四半期決算 ビットコインの保有高は147億ドルに
ビジネスインテリジェンス企業のマイクロストラテジーは、今年第2四半期に追加で1万2222BTCを8億500万ドルで購入した。同社のビットコイン保有量は22万6500BTCに達し、現在の価格で147億ドル相当になる。
同社の 第2四半期の決算発表 では、1株当たり5.74ドルの損失を計上し、四半期収益は1億1140万ドルで前年同期比7%減少した。ブルームバーグの調査データによると、アナリスト予想の1株当たり0.78ドルの損失および1億1930万ドルの収益を大きく下回った。
注目すべきは、同社が第2四半期の純損失が1億2300万ドルで、前年同期の1億3700万ドルの純損失から若干改善したこと点だ。
同社のビットコイン保有量22万6500BTCは、85億ドルのコストで取得されており、1BTC当たりの平均価格は3万6821ドルだとした。
また、新しい主要業績指標「ビットコインイールド」を発表した。これは、同社のビットコイン保有量と希薄化後発行株式数の比率の時間経過による変化を示す指標である。
希薄化後発行株式数には、すべての普通株式と転換社債やストックオプションの行使によって作成された追加株式が含まれる。マイクロストラテジーは、年初来でBTCイールドが12.2%であり、今後3年間で4%から8%の年間目標を設定するとした。「当社は、BTCイールドをKPIとして使用し、ビットコインの取得戦略が株主に利益をもたらすかどうかを評価するために利用している」と声明で述べた。
同社はまた、7月11日に発表した10対1の株式分割が8月7日に有効になることを確認した。
ビットコイン購入は今後も増える?
マイクロストラテジーは、さらなる資金調達を目指して20億ドルの株式公開申請を発表したが、その資金の使用目的は明らかにしなかった。歴史的に、同社は追加のビットコイン購入を目的として資金を調達してきた。
マイクロストラテジーの株価は1株1500ドルで、当日6%下落したが、第2四半期の決算発表後の時間外取引で1.1%反発した。
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