リップルCEOとCLOがリップル（Ripple/XRP）訴訟のうわさについて声明を発表

リップルCEOとCLOが訴訟のうわさについて声明を発表

リップルのブラッド・ガーリングハウス（Brad Garlinghouse）CEO（最高経営責任者）と、スチュアート・アルデロティ（Stuart Alderoty）CLO（最高法務責任者）は、カリフォルニア州裁判所の判決について声明を発表し、部分的な法廷勝利を受けて「うわさと誤解を招く見出し」を明確にした事がわかった。

As many have noticed – and some have already pointed out – there have been numerous misleading and some factually inaccurate headlines describing the decision made by a California judge yesterday in the class action lawsuit about XRP. (I’m happy to see some correcting them – I…

— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) June 21, 2024

リップルCEOとCLOは、リップルに対する最新の集団訴訟における裁判所の判決を明確にする声明を発表。同CEOは、いくつかの見出しがカリフォルニア州裁判所の判決を誤って報じていると指摘した。両者は、リップルに対する集団訴訟におけるカリフォルニア州裁判所の判決を明確にする別々の声明を発表。この声明は、カリフォルニア州裁判所がフィリス・ハミルトン（Phyllis Hamilton）判事の下、2024年6月21日（金曜日）、ブロックチェーン企業に対するすべての集団訴訟を棄却した判決を受けてのものであり、同社幹部は、“XRP集団訴訟をめぐる誤った情報”に対処するために声明を発表したとのことだ。

ガーリングハウスCEOがリップル訴訟に関するうわさを解明

同CEOは21日にXを通じ、カリフォルニア州の裁判所での手続き上の勝利をめぐるうわさを解明している。

声明の中で同CEOは、裁判所の判決を誤解を招く不正確な見出しで報じたことを認め、集団訴訟の申し立てを却下したことは同社にとって大きな勝利だと述べている。同CEOは、この判決は、ニューヨークの裁判所が以前に下したように、XRPが証券ではないという事実を否定するものではないと述べている。カリフォルニア州の判決は、リップル社がSEC　https://www.sec.gov/　（米国証券取引委員会）に証券として登録せずにXRPトークンを発行したことで連邦証券法に違反したとする4つの申し立てをすべて却下した。

また同CEOは、州法上の訴訟が現在裁判にかけられる予定であることも明らかにしており、この裁判では、同CEOがBusiness News Networkのテレビインタビューで何も知らない投資家を欺いたかどうか陪審員が判断することになる。ハミルトン判事は、XRP は証券ではないが、非機関投資家に販売された場合は証券と見なされる可能性があると 述べ ている。

さらに同CEOは、2017年に行われた誤解を招く発言の申し立てにも触れ、裁判が予定されている唯一の州法上の申し立てについて、唯一の原告がリップルから直接XRPを購入しておらず、取引する前に開示について聞いていたかどうかさえ確認できないことを明確にした。原告は数百XRPしか持っておらず、この事件は、米国の法制度を利用し、証言をねじ曲げて数億ドル相当の集団訴訟和解を試みることで失敗したトロールの明らかな例であると述べた。

スチュアート・アルデロティ、裁判所の判決について語る

アルデロティCLOは、カリフォルニア州の裁判所がリップルが連邦証券法に違反したという申し立てをすべて却下したことを明らかにし、CEOの意見に賛同している。

One state law claim, based on a 2017 statement, is going to trial. The plaintiff — who didn’t buy directly from Ripple and can’t say if he even heard the statement before he traded — allegedly lost a couple hundred $. We look forward to that cross examination. 2/2

— Stuart Alderoty (@s_alderoty) June 21, 2024

同日の判決は、XRPは証券ではないとするニューヨーク州の裁判所の判決を支持。また、2017年の虚偽表示の申し立てに関する州法上の請求についてもコメントし、原告が自分の主張を証明できなかったと指摘している。同CLOは、原告が2017年の声明を聞いてトークンを購入し、資金の損失につながったことを説明できなかったと主張。個々の州法上の請求について楽観的な見方を示し、裁判の反対尋問段階を待ち望んでいると述べている。